人が美容整形をする理由とは

公開日: : 最終更新日:2015/02/11 整形, 美容整形, 美容整形〈ニュース〉, 芸能人ニュース

古代インド、ローマ時代にも記録が残っているほど、整形手術は古くから行れ、長期間にわたって整形手術に対する抵抗感は強かった。医学には健康な体にメスを入れることへのタブーがある上、麻酔や外科技術現在ほど発達していなかったし、そもそも身体は「神」や「王」や「親」から与えられたものであって、個人が勝手に手を加えるのはいけないこととみなされていたからである。
美容整形が普及して行くのは、エリザベス・ハイケンによると、第1次世界大戦と第2次世界大戦の間で第1次大戦のころ、戦争で傷ついた兵士の顔や体を治療することが広がり(まだ美容整形への風当たりは強い)、それが第2次大戦にいたる時期には外見を大切にする風潮が強まってきて医者は、身体の美醜をある種の「病気」にすり替える論理――心理学者アドラーが唱えた「劣等感」という概念――に飛びついたのだという。
劣等感学説は、特に1920年代のアメリカで専門家にも素人にも行きわたっていたメジャーな概念で劣等感とはもともと精神の問題であったはずなのだが、その原因を肉体の問題に帰することで、劣等感を治してやるためには肉体を変えてあげる必要があるという論理が構築されることになる。外見における美/醜という軸を、健康/病気という軸にすり替えることで、美容整形への「正当な」理由となっていったわけだという。
現在では、多くの美容目的の外科的措置が行われている。ピッツ-テイラーによると2005年のアメリカ合衆国では、200万件近い美容整形手術(1984年の4倍以上にのぼる)と、800万件を超える美容医療(=プチ整形などと呼ばれることもある、メスを使わず注射やレーザー、薬剤の塗布などでなされる美容のための医療的処置)があり日本でも、実数を把握するのは困難だが、筆者の2011年男女800名に対する調査では、メスをともなう美容整形は8人、美容医療は28人が受けており、女性だけでいえば6.8%が何らかの美容的な医療措置を経験しているという。

整形の理由

普及してきた美容整形であるが、そもそも人はなぜそれを受けるのだろうか。一般的には、「劣等感があるからじゃないの?」あるいは「異性にもてたいからでしょ?」などと言われ、予想されているが、先行研究ではおおよそ三つの視点が考えられる。
一つには「心的な問題に起因するもの」ととらえる場合。その場合、例えば、美容整形は「自己嫌悪症候群」(ブラム)として、あるいは、「リストカットと同じような、代理による自己切断」(ジェフェリーズ)として考えられる。
もう一つは、「社会(男性社会)によって押し付けられる規範に合わせるもの」としてとらえる場合。まさに「美の神話」(ウルフ)として、「美しくあるべき」あるいは「人並み(普通)であるべき」という規範を内面化した結果、美容整形を受けるととらえるわけである。ここでは美容整形は「社会に伝播する女性美の典型に合わせる」(バルサモ)「社会的幻想によって煽られている」(ボルド)行為となるだろう。
もう一つの見方として、単に社会規範に煽られているわけではなく、むしろ「美容整形を通じて、自分のアイデンティティを再構築するのだという議論もあるという。

一般的な美容整形理由の予想は、学術的な議論の視点とまったく無縁というわけではないことが分かる。特に「社会によって押し付けられる規範」という視点とは重なり合っているようだ。「劣等感があるからじゃないの?」という予測は、「人並み(普通)であるべき」という押し付けられた規範が前提となっているという。

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